2008年04月09日

信念を曲げる代償

いつもお越しいただきありがとうございます(*ノェノ)

一晩明けたら気にならなくなってるだろうと思ったけど

どうにも治まらない


今勤めてる会社ではミスをしたら必ず報告をする仕組みになってる

ある人がミスをして、なんでそうなったのかクライアントに聞かれた

調べてみると、その人はひとつ上の職位のAさんに聞いて、

Aさんはさらにその上の職位のBさんとCさんに聞いた挙句

間違った指示をしていたことが分かった。


ミスの数が直接会社の評価になることと

Cさんがそれなりの職位であることがあって

これをどこまで正直に報告するか、むちゃくちゃ悩んだ


Cさんの指示ミスは隠すか、B・Cさんどちらも隠すか

全てを正直に話すか


選択を誤るとAさんだけが悪いことになる

しかもクライアントに嘘をつくことになる

最悪、これが発覚したらAさんからもクライアントからも信頼を失う


会社勤めをしていたら、バカ正直になることが必ずしも

美徳とは言えないことはこの歳になれば分かる


けど自分の信念を曲げることができない

小さなことかもしれないけど

そんな小さなことの積み重ねで信頼関係は築かれるはずだ

信念云々を度外視しても

たった2つのミスが増えることより

一時的にCさん大丈夫?的な評価になることより

信頼関係を失うことのほうがリスクが高い


いろいろ悩んだ挙句、正直に全ての経緯と

今後起こらないように対策も併せて報告した



そして昨日、この経緯を上司に報告した

報告しないでおこうと思ったが、同じミスが他で連発していたので

組織としての対策を考えなければならないと思い

正直に話した


すると「なんでB・Cさんの指示ミスを正直に話したの!?」

と詰められてしまった

いや、言いたいことはわかる

私は前にもクライアントに正直に話して

それでトラブルになったことがある

言わなくていいことと、言わなければならないことがあるのはわかる


「私も散々迷いました。正直に話すことが必ずしも正しくないことは

わかります。じゃあ全てをAさんに被せるべきだったんですか?

これが万が一ばれたらクライアントやAさんとの

信頼関係はどうなるんですか?」

「そんなのばれようがないでしょう」



あ然とした。

とりあえず、説得なんてとてもできそうになかったし

議論しても恐らく考え方が交わらないだろうと思い

「じゃあ今度からそうしますから。すみませんでした。」

と言ってその場を去った。


私は甘いですか?

自分の信念や信頼を犠牲にすることも含めて

その代償として賃金をもらっているのですか?

それが仕事というものですか?


むしろそんな注意を受けたことで

私はずいぶんこの会社に対する疑心が生まれた

起業するという理由がなくても辞めていたかもしれない

彼女独自の価値観によるものかもしれないので

「この会社」というのは大袈裟かもだけど


とにかく、お客様だけではなく身内までも偽ろうというやり方は

申し訳ないが理解できない。


理解できないけど、雇われているからには従う

自分の作った会社では認めないようにすればいい



会社勤めの人は、こうやって自分の信念を失っていくんだろうか



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